紙については、問題を掘り下げて、ソリューションまで提示するような記事を書いていかなければいけないと考えています。
政治などに文句を言うだけの記事はたぶん終わっていくと思うので、こういうやり方があるんじゃないかとか、小さくてもいいのでそういうものを示していく。
うちの雑誌のポリシーやあり方に共鳴してくれるファンをウェブの世界でうまくつくっていくようなことができればいいなと考えています。ニッチでありながら、真剣に手間暇をかけて、濃厚なファンがいる世界をつくりたいと思っています。
みんな勘違いしているのは、日本で新聞が1000万部とか800万部とかいうのが異常な世界であるということです。
これから日本では超がつくマスメディアの時代は終わりを告げるでしょう。ニッチだけれども奥の深い良質なコンテンツを提供するメディアの時代になっていくと思います。
いずれにしてもネットメディアの時代は幕を開けたばかりです。様々な方法をチャレンジしていきたいですね。イズメディアはそのインフラとして、メディア間のパイプ役になるだけでなく、例えばネット化された学会誌などとのパイプ役も果たせるのかな、と思っています。
(JBPressより)
