2006/10/15

コンサ・山形戦

 ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。コンサの札幌での試合は、日本ハムのレギュラーシーズン1位通過の夜に土砂降りの厚別であった徳島戦(観客3,500人でした)を含めて、すべて観戦していたのですが、なぜか書く気になりませんでした。
 きょうはかなりの寒さを警戒して行ったのですが、アウェー側は防風林のおかげで強風にそれほどさらされることはありませんでした。
 試合は山形の最終ラインを最後まで崩せず、もらい物のようなPK1点のみ。最後は山形の攻勢に耐え切れず、終了間際に例のごとく失点してドローで終わりました。途中、何度かコンサの流れになるのですが、1対1で勝てず、というより勝負することがほとんどなかったため、最後には山形の最終ライン(特にレオナルド?)にはね返されていました。
 フッキもボールを持つと、山形の選手に2、3人で間合いをとって守られ、いいところはあまりありませんでした。ただ、山形の攻める時間の方が少し長かったと思いますが、以前のように山形に豊富な運動量で好きにやられる、という感じではありませんでした。これはコンサの守備の意識がよかったのかもしれませんが、試合後に柳下監督が言ったように、強風と滑りやすいピッチコンディションのせいだったのかもしれません。
 コンサの両サイドはきょうも芳賀と関でした。この2人は守備の意識もあってそつなくこなせる選手ですが、なにせ突破力がない。きょうもサイドから崩すという場面は皆無でした。きょうもドリブル突破を見せていたストッパーの加賀や、守備はだめですが岡田をサイドに起用した方が相手には脅威ではないのかな、といつものように思いました。
 柳下監督はたぶん今季で辞めるのだと思いますが、次は誰がなるのでしょうか。聞くところによると、いまのコンサのフロントにはほとんど人脈がないようですし、少し心配です。しっかりとした守備からカウンターを狙うコンサの戦力に合った戦術を指導できる人を、何とか見つけてきてほしいものです。
 最近はロスタイムに追いつかれても、大差で負けてもあまり悔しくなくなりました。負け慣れてきたということでしょうか。選手もスタッフもそうでなければ良いのですが。

2006/06/29

コンサ・東京V戦

 4-0で勝ちました。こんな大差勝ち試合の生観戦は、岡田監督でJ2優勝した2000年秋の水戸戦以来でした。あのときは5-1だったかな? エメとか名塚とかが決めた試合でした。
 この日のコンサはよく動いていました。中盤も頑張っていましたが、目立ったのはFW中山元気。シュートは相変わらずうまくはありませんが、フッキがほとんど走らない分、前線からゴール前までディフェンスに走っていました。得点は少ないですが、柳下監督が使い続けるのがよく分かりました。
 中盤も金子や西嶋がよく動いて、東京Vの攻撃の芽をつんでいました。東京Vはプレスを受けてパスを後ろで回すことが多く、だめな時のコンサのようでした。若い選手が多く、テクニックはあるのでしょうが、もっと前線に放り込んだりすれば、コンサのDFも下がって混乱したのではないかと思いましたが、そんなシーンはほとんどありませんでした。
 東京Vの選手の運動量が少なく、またまたPKのやり直しもあり、コンサには運も味方して快勝できました。これで横浜FC、仙台、東京Vと上位に対しての連勝ですから、素直に評価できるのだと思います。
 運動量の多い鳥栖や愛媛などに対しても、こんな運動量で負けないプレーができれば、本物だと言えると思います。

2006/06/14

心から喜べない勝利 コンサ・徳島戦

 世の中、W杯で持ちきりですね。日本は豪州に逆転負け。日本はA代表の選手ですらも、サッカーに最も必要な「ボールを蹴る力」で豪州の選手に負けているのだ、とあらためて感じました。高原や福西は外して、豪州の選手は同じような距離と位置からちゃんと決めた。この違いがすべてだったような気がします。ジーコ監督の戦術や選手交代うんぬんはまた別の問題で、たとえ小野ではなく稲本が入っていても、結果は同じだったと思います。

 コンサは徳島に4-2でほぼ2カ月ぶりに勝ちました。疑惑の判定もありましたが、終わった後、自分はほとんど喜べませんでした。「これでまた現体制のサッカーが続くのだなあ」と少し落胆しました。
 この日もコンサのDF陣は徳島の大きくて速いFWに振り回されていました。クロスボールに対する対処、マンマークの仕方も全く改善されていませんでした。そしてお約束?の2失点をくらいました。
 同点に追いついてからは運動量も増え、西谷のボレーで勝ち越しました。後半も30分ごろからは徳島の選手も疲れてきて、前半のようなすばやい動きは少なくなったのも勝因の一つだったのかもしれません。
 徳島のFW羽地はいい選手だなと思いました。高さがあるのに足元もうまくて、キープ力がある。徳島が攻める時は前線でいつも起点になっていました。ボールを持つ味方の選手が苦しくなると少し下がってボールを受けてキープして、2001年のウィルのようだな、と見ていました。
 コンサのFWはフッキは別とすると、相川、石井、中山、清野とも、そこそこうまくてまとまっているけれど、これといった特徴のない選手ばかりです。そしてみんなフィジカルの強さとキープ力がない。では切り刻むようなスピードスターかというと、鳥栖にいった新居にはかなわない選手ばかりです。
 全員が道産子なら意味があります。しかしそうではないのに、どうして羽地のような選手をコンサは採らないのかな、と考えました。いまのコンサにほしいのは前線でボールをキープしてくれて、全体を押し上げる時間を稼いでくれるFW。そして1対1で強いDFではないでしょうか。
 徳島戦で負けたら、さすがのHFCも柳下監督自身も交代を考えたと思いますが、かなりラッキーな勝利でそれもなくなりそうです。私は柳下監督はいい指導者で目指す戦術もすばらしいと思いますが、やはり現在のコンサの選手には無理だと思います。
 柳下監督のこの3年間は、正直言って無駄だったと思います。早く身の丈に合ったサッカーを目指す態勢を構築してほしい。そうした意味で、この徳島戦の勝利は、喜べない勝利になってしまいました。

2006/05/19

コンサ・神戸&鳥栖戦


 神戸戦は雨上がりの厚別で、風物詩の強風もなく、意外と暖かいコンディションでした。そして前半早々、目の前でフッキのFKが決まり先制。「きょうはいけるかな」と思ってしまいました。
 ところが、その後はご存知の6失点。三浦淳の落ちるFKで同点に追いつかれてからは、とにかくMFもDFも相手選手を抑えるどころか、付いてもいけない。GK高原のポジショニングの悪さもあって、やられ放題の90分でした。とにかく相手の横の動きにまったく付いていけないのです。前から危惧していた点が、この日は一気に吹き出た感じでした。コンサの選手は神戸の選手にも完全に走り負けていました。
 柳下監督の就任1年目は、サイドで3人が三角形をつくってボールを奪うと、壁パスを効果的に使って前に抜け出す動きがよくできていました。ところが、1年目の後半以降はこうした動きがまったくなくなっていました。それでも右サイドの岡田あたりがドリブルで切り込んでチャンスを演出する機会が何度かありました。
 今年は右サイドのレギュラーは芳賀。安定してますが、自分で突破するタイプの選手ではありません。3バックの右の加賀がよくオーバーラップするので、そのフォローや中盤の底に入ることも少なくありません。コンサの両サイドは、とにかくドリブルで突破することがほとんどありません。前線の2人も下がってボールを取りに来ないため、相手に引かれると例の横パス交換が続きます。ポゼッションは高いのですが、効果的な仕掛けはほとんどない状態です。サイドからは流れてきたフッキがドリブル突破を試みる程度です。

 そして3日後の水曜夜のドームでの鳥栖戦。試合前に元コンサの新居らが何度もループシュートの練習をしていましたが、ほんとに新居に決められてしまいました。あの時は背後からのパスを受けてのプレーでしたが、新居はすぐにボールに行かずに、まずDF(たしか池内)の体を手も使って走りながらブロックして自分のいいポジションをつくってから、ボールに走ってボレーのループシュートを決めました。途中出場とはいえ、随所にスピード感あふれる動きをみせ、新居はいい選手になってますね。得点も決めてますし。コンサの時は伸び悩んでいましたから、コンサは指導かチーム内の雰囲気に何か問題があるのかな、とも考えてしまいます。
 ちなみにこの日はコンサのサポーターは個人名をコールする応援はしませんでした。先発選手発表の後のコールもなく、前半終了時に少しフッキと相川のコールが2~3回あった程度でした。前節の大敗でそうしたのでしょうが、かつて磐田や川崎Fに6点取られたときはどうだったかな、とも思ってしまいました。

 今年もコンサの昇格は無理でしょう。鳥栖に対しても守備ができていませんでした。いまのコンサには確実に勝てる相手がいません。水戸も草津も強敵になってしまいました。柳下監督は私と同郷ですので、親近感がありますが、いまのコンサの選手に柳下監督の戦術はできないと思います。ポストプレーヤーもいない、ドリブル突破できるサイドもいない、では攻め手がありません。短いパス交換からの崩しは、いまのコンサ選手の技術と運動量では難しい。J's Goalの記事にもありましたが、1点とられて鳥栖が引いていたら、たぶん0-1かそれ以上で負けていたでしょう。
 岡田監督も1年目は攻めるサッカーを標榜していましたが、2年目からは引いて守ってエメと播戸のカウンターに賭けるサッカーに180度転換し、ぶっちぎりで優勝しました。それでも相手に引かれたりすると苦労していました。
 3年目の柳下監督は、さらに攻めるサッカーを志向しているようです。前HFC役員の水沢さんに聞いたところ、「柳下監督は自分の戦術に絶対の自信を持っていて、周りからどうこうは言いにくい」と言っていました。今から監督を変えてもダメですし、フィジカルもスピードもない選手たちでカウンター戦術に切り替えても難しいと思いますから、監督を交代させる必要はないのかもしれませんが、今の選手で今の戦術を続ける限り、J2の真ん中より上位にいくことはないでしょう。
 攻撃サッカーのあるべき姿を目指していますから、柳下監督に文句を言う気はありません。ただ、コンサの選手には無理なだけです。今年で柳下監督は辞めるでしょうから、来年は身の丈にあった監督を招聘してほしい。オシム監督なんか最高ですけど、また高望みになってしまいますね。

2006/05/04

コンサ・仙台戦

それにしても寒かったです。厚別はいつも風が強いですが、5月とは思えない寒さで、デジカメで写真を撮るのも忘れて、家族3人震えていました。天気は良かったのですが。
試合はご存知の通り1-1の引き分け。寒さと仙台の堅い守りとコンサのラストパスの精度の悪さに、多くの観衆が「もう負けだなー」と思っていたロスタイム(に入っていたのも寒さで分かりませんでした)、石井のヘッドが決まり、3連敗を防ぐことができました。席はいつものアウェーゴール裏なので入ったかどうか分からず、ゴールの歓びと盛り上がりに遅れてしまいました。
柳下監督のコメントにもあるように、前半からかなり攻めていました。ただ、ラストパスの精度が悪いのと、コンサ選手は高さがないので仙台DFに引かれると、点が入るような気配はありませんでした。芳賀の惜しいミドルはありましたが、後はフッキがサイドから抜いてくれるのを待つしかない、という感じでした。
曽田はこの試合も先発を外れ、池内が3バックの中央に入っていました。曽田も池内も、相手FWの横方向の動きのスピードについていけていません。加賀はスピードでは負けませんが、攻撃参加の機会が多いので、スピードのある相手のカウンター攻撃時にはDFのポジションにいないのが困ったところです。
大塚が早い時間に負傷退場していまったため、期待の新人・藤田が早々と投入されました。そつのない動きは見せていましたが、もっとドリブルで突破する意思を見せてほしいと思いました。彼のプレースタイルなのかもしれませんが、ボールが来てもすぐはたく場面が多く、自分も進む動きを見せればフッキとかが動きやすくなってくるのではないでしょうか。守備ではよく動いていたので、今後も期待できると思います。
この日はコンサのかつてのライバルで、いまでは随分差がついてビッグクラブになった浦和がジェフに負けました。いろんな人のコメントやレポートを読むと、ジェフの選手は90分走りまくって、小野らを圧倒したようですね。中盤での激しいチェックとボールがないところの精力的なフリーランニング。コンサドーレはジェフのようなサッカーを目指してほしいとあらためて思いました。

2006/04/26

Bill Mize


Bill Mize は1980年代半ばの全米フィンガースタイルギターコンテストの優勝者です。アコースティックギターのファンの間では、Edward Gerhard と並んで「なごみ系」「癒やし系」などと呼ばれています。テクニックもすばらしいですが、郷愁豊かなというか、美しいメロディーの曲が多いギタリストです。
私が Bill Mize の曲と出合ったのは、東京・三鷹に住んでいた学生時代の90年ごろ。井の頭線の三鷹台駅前にまだあったレンタルレコード店「友&愛」(JR三鷹駅前発祥の日本初のレンタルレコード店です)で借りた windham hill guitar sampler でした。当時、このCDは「響」というタイトルでギターをデザインしたきれいなジャケットしたが、一度廃盤になって復活し、ジャケットも変わりました(少し暗いイメージに)。私が持っているCDはこの復活版です。その後、元のジャケットが復活したようですね。アマゾンでも最初のジャケット版が売られています。
このアルバムはオムニバスですが、9曲目に Bill Mize の silver plume waltz という曲が入っています。この曲は、ギター曲を少しは知るようになったいまでも、私が最も好きなアコースティックギターの曲です。シンプルなメロディーが3回繰り返される曲で、de Grassi のような超絶テクもありませんが、低音の響きといい、最後のメロディーが速くなるところといい、Bill Mize の良さが凝縮されている曲だと思います。
この曲は Bill Mize のファーストアルバムの sugerlands にも入っています。guitar sampler よりテンポがスローで、これはこれで良い曲なのですが、私はのびやかながらも切れのある guitar sampler版の方が気に入っています。
実績もあってキャリアも豊富なギタリストですが、アルバムセールスはいま一つなのか、のんびりしているのか、オリジナルアルバムは4枚しか出ていません。
Edward Gerhard のライブは札幌で一度(なんと宮越屋珈琲店で)見たことがありますが、Bill Mize は見たことがありません。来日したこともないのかもしれませんが、もしライブがあったら東京でも大阪でも見に行くつもりです。いつか Mize の本拠地、テネシーでライブを見てみたいと思っています。

Slow Circle


4月もあと少しで終わるというのに、札幌は春らしい日がまだ数えるほどしかありません。毎日肌寒く、雪になりそうな雨が降ったりやんだり。大型連休中の桜は絶対に無理でしょう。「毎年こうだったかなあ」と空を見上げる日々が続いています。
今日はギターの話を。
こ のブログのタイトルの slow circle はご存知の方もいると思いますが、アメリカのアコースティックギターの名手、Alex de Grassi の1979年のアルバムの名前です。Windham Hill から出ているアルバムで、CDのジャケットが夕立前の小麦畑のような写真のものです。もう廃盤かもしれません。
de Grassi は超技巧派として知られ、同じ Windham Hill から出ているアルバム southern exposure の1曲目の overland なんか一人で弾いているとはとても思えない超絶テクを聞かせてくれます。ただうまいだけでなく、広大な平原の土のにおいがするような味わいのあるすばらし い曲と演奏です。ほかにもいいアルバムはたくさんあります。98年のwater garden も名作の誉れが高いアルバムです。
なぜ slow circle というタイトルをつけたのかというと、実はたいした理由はありません。de Grassi のアルバムで一番好きなわけでもないし、一番聞きこんでいるわけでもありません。de Grassi の作品の中でもメジャーではありませんし、アマゾンで検索しても下位に表示され、「在庫なし」とかになっています。
ですが聞いてみると(特にたまに聞くと)何となく心になじむスローな曲が多いのです。超絶テクの曲は少ないのですが、夏の終わりの昼下がりの畑のような、少し退屈で少し寂しい感じの曲がしみ入ります。
私が一番好きなアコースティックギタリストは Bill Mize なのですが、タイトルは de Grassi からいただきました。
次は Bill Mize について書いてみたいと思います。

2006/04/17

コンサ・湘南戦

今季初の札幌ドーム家族観戦です。張り切って駐車券も買いました。引っ越して札幌ドームから遠くなってしまったので、試合開始45分前に家を出て間に合うか心配で結構飛ばしたのですが、開始15分前に着きました。
試合は終始コンサがボールをキープして優位な展開。ゴール前まで迫りながらもシュートが決まらないシーンが続きましたが、ようやく砂川が決めて先制。しかしすぐにサイドから振り切られて同点にされてしまい、いやーな雰囲気でした。
ところが池内が得意?のヘッドで勝ち越し。目の前で見てましたが、コンサの選手がよくやられるDFを振り切っての、スピード感のあるゴールでした。
その後はご存知の通り、相川そして加賀の派手なゴールが決まって快勝。リーグ戦序盤ながらも3位浮上です。
しかし後半は相手もばてていましたが、後半途中までは相手のスピードある動きにDFが振り切られるシーンが何度もあり、紙一重で失点を防いでいる状況だったと思います。
加賀は頻繁に上がって攻撃にからみ、ゴールも決めました。スピードもガッツもあって若いいい選手だと思います。しかし3バックのストッパーとしては、あれほど頻繁な攻撃参加はどうなのかな、とも思います。
加賀が上がったときは大塚や智樹がカバーに入っていますが、相手の速いドリブルや突破にはついていくのは難しい。4バックのサイドならいいのですが、3バックが和波、曽田、加賀のときは、和波も上がってしまって、下手をすると曽田のワンバック状態のときもあります。
スピードある加賀の上がりは、いまのコンサの武器で効果も上がっています。今後、鋭いカウンターの相手と対戦するときに、加賀のカバーをどう対処するかがポイントになるのかもしれません。

それにしてもフッキはトップ下向きの選手だとあらためて思いました。PKもそうですが、シュートがあまり上手ではない。相手をひきつけて周囲を生かすプレーができれば、もっと勝てるような気がします。
それにしても、今季のコンサは攻撃はよくなってきました。もう少し3バックが安定すれば、かなりいけるような気もします。

2006/04/14

C&Jのスリッポン



このところそんなに忙しくはなかったけれど、引っ越しもして前回の投稿からずいぶん時間がたってしまいました。
札幌もようやく春めいてきて、レザーソールの靴も出番が増えてきました。
今日はクロケット&ジョーンズのハンドグレード・スリッポンを久々に仕事で履きました。SHIPS札幌店のセールで購入したものです。
アンティークカーフで、右足の方が色が濃くて(左足の色が薄くて)少し色クリームを塗ったせいか、アンティークらしさがなくなってしまったかもしれませんが、光沢も良くとても履きやすい靴です。
カジュアルにも使えるのでとても重宝します。パッと見ると、こんな靴が定価なら8万円以上するのか、とも思えるかもしれませんが、やっぱりハンドグレードならではの渋み? があるような気がします。オールデンとはまた違った輝きが魅力です。

ところでコンサドーレは一進一退が続いています。草津戦、神戸戦と良かったフッキが練習でレッドカードを受けたとか。あすの試合はまた落ち着いてくれるといいのですが。

2006/03/24

コンサ・愛媛戦

予想通り? やっぱり負けてしまいました。

コンサは技術よりも運動量のある相手にはめっきり弱い。
これは岡田監督でJ2優勝した時にも言えたことです。あの時はがちがちに引いて守って、エメルソンと播戸のカウンターに賭けるサッカーでしたから、まだ良かった。
しかし柳下監督になり、全体で押し上げてポゼッションを高めるサッカーを目指してからは、山形や鳥栖など走るチームにはなかなか勝てなくなってしまいました。
スピードも負けているし、運動量も然りです。
コンサの選手も持久走をやると他のチームの選手には負けないのかもしれません。
ただ、試合になると、走り勝った! という思い出はほとんどないのです。
90分を走り抜けるチームはJ1を含めてもそんなにないのかもしれませんが、コンサのマイボールになった時のFWやMFの動き出しの少なさや遅さは、素人の私でも違いが分かります。
柳下監督は年頭に「走れない選手は使わない」と明言していたので、期待していたのですが…

あす25日は室蘭で横浜FC戦。
横浜FCはそれほど走るチームではないと思うのでいけるかもしれませんが、ここで崩れると、いやーな流れになりそうです。

2006/03/21

オールデン


最近、オールデンの靴を買いました。モディファイド・ラストのVチップで、色はバーガンディーです。 新潟・上越市のナトリヤさんhttp://www.natoriya.jp/を初めて利用し通販で購入しました。
札幌市内のSHIPSでも売っているのですが、内側に「SHIPS」のロゴが入っていないものが欲しかったので通販で買いました。
オールデンの靴を買うのは2足目。1足目も同じVチップで黒です。1足目はユナイテッド・アローズで商品券を使ったので7万円くらいで買えましたが、今回は定価の89,250円で買ってしまいました。
靴はクロケット&ジョーンズなど英国製をいくつか持っていますが、オールデンの履き心地はまた格別です。特にモディファイド・ラストの土踏まず辺りとかかとのフィット感は、クロケット&ジョーンズにはないものがあります。
しかしオールデンの魅力は、何といってもコードバンのすばらしさでしょうか。購入当初はそれほど感じないのですが、手入れをまめにして磨けば磨くほど、鈍い輝きが増してきます。その輝きや質感はカーフなどの革とは全く違った、気品あふれるものです。
オールデンの靴は、ステッチの具合や細かな形状が微妙に左右で異なるなど、無骨というか雑というか、英国製の靴と違いますが、ボリューム感あふれるかかとの膨らみなどは、グラマーな女性の腰つきのような感もある、と言ったら言い過ぎでしょうか。

札幌は20日から吹雪模様で冬に逆戻りです。
レザーソールでコードバンのオールデンの出番はしばらく先になりそうなのが残念。オールデンを履いていける春の訪れが、本当に待ち遠しいところです。

2006/03/19

コンサ・山形戦

今年は2年ぶりにシーズンパスを買いました。補強も弱点だったボランチを中心に精力的に行われたようですし、かなり期待していました。
開幕の鳥栖戦はTVで見た限りですが、フッキのFKも相手GKの前の絶妙な位置でバウンドした、かなり運の良かったゴールだったと思います。ただ、あれだけ鳥栖の新居らに崩されていたのに無失点だったので、ディフェンス面は成長したのかな、と思っていました。

そこで札幌開幕戦の水戸戦に張り切って行きました。当日は娘の卒園式があったのですが、式典後の懇親会を途中で失礼して、タクシーでドームに駆けつけました。
し かし結果は0-1。フッキはボールを持ち過ぎで、ボールを足元から少し離して間合いを取るタイプなので、フェイントをかけている間に相手に囲まれてボール を取られるケースが多く、自分で自分とチームのリズムを悪くしていました。周りにもほとんどパスしていなかった。昔のエメルソンも持ちすぎるタイプだった けど、こんなだったっけ? と思いました。
それよりも気になったのはDF陣でした。相手にゴール前で斜めに走りこんで来られると相変わらずついていけず、簡単に振り切られていました。そしてCKからも同様に振り切られて失点。この点は昨年と全く変わっておらず、「今年も昇格は無理だな」と思いました。
しかし、試合後の会見で柳下監督が「いい内容だった」と話していたのは意外でした。

そうしたら、苦手の山形相手に1-0。山形戦を生で何度も見てきましたが、山形の選手の運動量の多さとスピードの違いに、コンサが対等にできるのは数年先かな、とも思っていたほど、近ごろは山形とは差があるなと感じていました。
ところがまた無失点での勝利。新聞や試合後の会見コメントでしか把握していませんが、コンサの選手もかなり走っていたようです。
山形も主力が抜けて戦力が昨年と比べてどうなのかは分かりませんし、一試合だけ判断もできないけれど、山形といい勝負ができたのなら、やっぱり期待できるのかもしれません。

最近、遅ればせながらオシム監督の本を読みました。ジェフも走って走ってここまで強くなったんだなとあらためて思いました。走るサッカーの身近な見本の一つとして、コンサも山形のようなサッカーを目指すべきだと思っていました。
次節は昇格したばかりの愛媛で、きっとがむしゃらに走ってくるでしょう。コンサの今年が問われる一戦になりそうです。